TOP

PAGE START

TAISHI ANSAI
安賽 泰史

TAISHI ANSAI 安賽 泰史

TAISHIANSAI.COM

ABOUT

Novelist

Bibliography
Novel : ANDROGYNOUS
( Publisher : Gentosha Inc )
Published in book form in 2016
Published in paperback in 2019

PROFILE

安賽泰史(あんさいたいし)
作家

1981 年東京都生まれ。マサチューセッツ大学経営学修士課程在学中。
中高一貫のキリスト教主義学校出身。
これまでに社会人キャリアを八年海外で積み、上海、シンガポール、ニューヨークでの勤務を経験。
日本語、英語、北京語を話す。
「アンドロギュノス」は著者が大学在学中に執筆したものに加筆改稿したもの。

著書

アンドロギュノス (幻冬舎刊) 
ハードカバー版:2016年10月発行
文庫版:2019年1月発行

WORKS

男子高校生が妊娠、出産!?
衝撃の問題作!

閉ざされた孤島に立つ、全寮制のミッションスクールで交差する少年たちの孤独と秘密。ジェンダー、セックス、宗教、そして命の重さ…神の無言の怒りに触れたー少年の罪は赦されるのだろうか。現代のタブーに問いかける異形の青春群像劇。

作品紹介

閉ざされた孤島に立つ全寮制のミッションスクール。 そこで交差する、秘密を抱えた少年たちの孤独と罪。 性とは? 死とは? 生命とは?

あらすじ

俗世から隔絶された孤島にそびえ立つ、全寮制の聖東学院。 そこに通う少年レイは、日々同級生との間にある「ズレ」を感じて過ごしていた。 そんなある日、校医の亜佐美から自分の身体の秘密を知らされ彼の日常は一変する。 その頃、レイの同級生水野もまた誰にも言えない秘密を抱えたまま一人で生きていた… どこにも行けない彼らが出会ったのは運命か、それとも悲劇か―現代のタブーに問いかける異形の青春群像劇。

SHOP

文庫版

ハードカバー版

NEW !!

『アンドロギュノス』イメージアルバム

各種音楽配信サイトにて配信開始!

Apple Music, Spotify, LINE MUSIC, amazon music, AWA, iTunes Store, レコチョク, 他

INTERVIEW

生まれたての我が子は、まだまだここから
子育てのスタート、という気持ちです。

出版をされたきっかけ・目的は何ですか?

実は、プロット自体は、高校生くらいの時に完成していて、それを大学在学中に小説形式で書き始めて、設定の医学的根拠や矛盾点、疑問点を詰めて行ったという感じです。

一応の完成後、映画化を目論み、脚本家の方と映画脚本を作って、映画会社を回ったりしました。
その際に、ある映画監督が企画に興味を持って下さり、色々アドバイスを頂きながら企画を進めていたのですが、当時は最終的に映像化には至りませんでした。
その後、私は仕事で生活拠点を海外に移す事となり、この作品の事は常に頭の中にはありつつも、仕事は挑戦の連続でした。

幻冬舎さんには実は一度、2012年に原稿を送りました。
その時にも編集提案を頂いたのですが、当時はなぜか改稿を進めるという気にはなりませんでした。
当時はシンガポールで勤務していたのですが、おそらく日本語にどっぶり浸かって改稿を進めるという気が起こらなかったのと、日本との物理的な距離が、心理的にも距離を自分の中に作っていたのかも知れません。

これはタイミングの問題ですので、当時はもし進めていたとしても結果出版まで至らなかったと思います。

2015年末に、編集担当の下平さんからメールを頂戴し、「ぜひ自分にも原稿を読ませて下さい」と言われ、原稿を送ったところ、「ぜひ出版したい、一緒に改稿を進めて行きましょう」と熱いメールを頂き、下平さんとなら出版まで一緒に走れるかも知れないと思えました。
2016年、年明けから改稿作業に取りかかり、十月十日を経て、やっと我が子は出生しました。

出版前後でどのような変化がありましたか?

やっと出版でき、「ゴールした」というよりは、どちらかというと「やっとスタート地点に立てた」という気持ちです。
この一年はそういう作業の繰り返しでした。
修正原稿を入稿し、そして初稿を入稿し、「ああやっと終わった。もうゴールだ」と思ったらゲラ原稿が返ってきて、ゲラを拝見したらゴールにはほど遠くて、「またここからスタートか……」という繰り返しでした。
出版した現在に至っても、「やっとスタート地点に立てた」という気持ちです。
よく小説家の方が「映像化は我が子を嫁に出す感じ」とおっしゃいますが、私の場合はまだやっと出版されたばかりで、生まれたての我が子は、まだまだここから子育てのスタート、という気持ちです。
果たして将来嫁の貰い手があるかどうか。

―出版社や編集者とのやり取りで印象に残ったことはありますか?

下平さんが「ぜひ出版しましょう」と私を口説いて下さった時から、出版後も「書店で異例な大きい展開されていますよ」といつも熱いメールを下さり、その存在が今回出版まで漕ぎ着けられた原動力になりました。

それも単に口から出任せではなく、きちんと根拠も示して下さり、信頼できました。
仕事として割り切ってやっているという気持ちが少しでも垣間見られたのなら、出版には至らなかったと思います。
出版を実現できたのは、下平さんの存在が大きいと思います。

―制作秘話やおすすめポイントなど、改めてご著書の紹介をお願いいたします。

テーマのひとつは、聖母マリアが処女懐胎をした医学的背景を考察する事で、神話的なおとぎ話ではなく、現代科学的見地でも可能性を説得させること。
テーマのもうひとつは、様々なものに白黒をつけたり、境界線を引いたりする世の中に、「線引きなんて本当に意味のあることなのだろうか」という思いを込めました。
私自身長く海外勤務をしていたのですが、海外勤務はいつもビザの問題がつきまとってきて、「国境なんて人間が勝手に引いた線なのに」という思いがありました。
事実、「北緯何度を国境とする」など、完全に人間のご都合主義だと思います。
国境を越えて、自由に好きな場所で暮らせる社会が来たら、理想ですね。

ENGLISH

CONTACT

PAGE END________